【雑記】優れた関数とは Part2
【雑記】優れた関数とはの続きです。
つまり全てのデータが圧縮できるように自分より小さなデータの器を手に入れると、はじき出されるデータが必ず存在するのである。
ではどうして圧縮ソフトが存在し、多くの圧縮アルゴリズムが考案されているのだろうか、疑問が浮かぶだろう。
それは人間が特徴的なデータ界に存在しているからである。いや、もっと適切な言い方に言い換えよう。
人間が人間の為に作ったデータフォーマットが必ず特徴的になるのである。
つまり、特徴的ではないデータを捨てればいいのだ。人間が美しくないと思う画像は排除すればいいのだ。そういったデータが、はじき出されてどんなに膨大なデータ量になろうと「あとは野となれ山となれ」の精神で切り捨てればいいのだ。
先ほどのグラフを引用すれば
灰色の範囲は人間にとって不要であると人間が定義して、圧縮と言っているのである。
ここでそろそろ本題に戻って、この記事を書き始めた優れた関数とは何か。結論を示そう。
それはひとえにどれだけ人間の思考に近いのか?
これが私の導き出し結論である。
言語とは物事を伝える手段であり、この地球に存在しているもの以外にも無限に存在する。それが人間の作り出した言語よりどれだけ効率的であって、それを理解できている関数が存在しても、人間が人間の為に作った自然言語を理解できない関数は私たち人間から非効率な関数だとレッテル張りをされてしまうのである。
つまり、人間の自己満足、エゴであるがこれがの本質なのである。
では人間が考える最高の関数というのはなんだろうか。それは人間自身である。
つまり人間を模倣したニュートラルネットワークは最高の関数を作成するうえで非常に的を射たアルゴリズムなのではなかろうか。
最後に一つ疑問を投げかけてこの記事を締めようと思う。
人工知能が進化して、人間の及ばぬ崇高で論理的な思考を有したとき、それは人間にとって本当に効率的な関数となるのであろうか?